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Blogger's Avatar  2012-7-11 18:12
 今月は新しい方向性を打ち出したこともあり,心機一転という感じで,ブログもほぼ予定通り書くことができました。先月のブログでも,僕がもともと占術師として活動していて,今後は臨床心理士としての活動に融合させていく方向性を書きましたが,今回はもう少し具体的に,その融合された実践活動としての「タオ・セラピー」について書いていきたいと思います。サイト「タオ・セラピー研究所」では,詳しい理念や活動について,順次コンテンツを加えていますので,そちらもご覧いただけると幸いです。
▼タオ・セラピー研究所▼
 「タオ・セラピー」は,心理療法に占術(占い)を融合させた新しいセラピーです。ある程度ユング心理学を学んだ人はご存じだと思いますが,ユングは自ら易占の卦を立てて共時性を読み解く試みをしていました。易占というのは,占術の一種で筮竹(ぜいちく)と呼ばれるたくさんの細い棒を両手で扱って,偶然つかんだ棒の数の組合せで卦を立てて占うものです。卦というのは8種類ある象徴的な意味をもつ組合せのことで,「当たるも八卦,当たらぬも八卦」というのはここから来ています。この卦を2つ組み合わせて,六十四卦の象意というその時の状況を表すものになります。ユングは「共時性」という意味のある偶然の一致について研究を重ねる中,この偶然の組合せでその時の状況を共時的に読み解く東洋の占術に魅せられ,自ら実践するようになりました。この影響から,ユングの弟子筋にも占星術などの占術を活用する心理療法家が何人もいます。僕がまだ臨床心理学を学び始めた頃に,運命学と心理学を融合した「運氣心理学」の概念にたどり着いたこともあり,このユング心理学との共通点を感じて魅せられていったというのが,臨床心理士を目指すようになったひとつのきっかけと言えます。

 「タオ・セラピー」は,この「運氣心理学」とその後深く学んでいったユング心理学を主軸に置いた臨床心理士としての実践活動から発展してきています。また,その後のトランスパーソナル心理学への関心も加わり,人間のより高次の成長ということについて占術との関わりを考えるようにもなりました。占術だけでは一過性に終わることが多いのですが,生年月日や姓名判断の画数といった数を用いる数霊術を用いて深層心理的な意味合いを見出していく「心理数霊術」という独自の占術を活用すれば,成長の方向性を考える一助になるという考えにたどり着いたのです。また,ユング心理学から発展し,トランスパーソナル心理学の領域に入る「プロセス指向心理学」(プロセスワーク)を学んだ過程にも,大きく影響を受けています。プロセスワークでは,タオイズム(老荘思想)を重んじながら,様々な角度で共時性を扱っていきます。もともと,僕の占術師としてのオリエンテーションは東洋占術にあり,その根幹である陰陽五行説はタオイズムと密接な関係にあります。陰陽五行説は,聖徳太子の時代から中国文化の影響を受けて様々な形で日本文化に浸透していますので,日本文化に根ざした心理療法を考える上でも欠かせないもののひとつと言えます。「タオ・セラピー」の誕生には,このような背景があるのです。

 「タオ・セラピー」は,臨床心理学と心理数霊術を基盤にしています。臨床心理学の中でも,ユング心理学を中心とした深層心理学が僕のオリエンテーションになっていますが,心理療法の実践は,ある理論や技法にセラピストがこだわってクライエントがそれに合わせるよりも,クライエントの心理状態や環境条件にセラピストが合わせて,様々な理論や技法を活用する統合的心理療法の流れにあります。このため,深層心理学以外の理論や技法も主要なものは身につけておくことが重要になります。「こころオフィス・盛田」ではこれまで,「臨床心理学講座」を実施してきましたが,今後はマンツーマン形式の「臨床心理学個別指導コース」に発展させて,総合的に学びたい人からある分野に特化して学びたい人まで,個別の事情やニーズに合わせて柔軟に身につけていける形を取ることにしました。準備中の「心理数霊術個別指導コース」を合わせて,「タオ・セラピー」を身につけたいという方にも応えられるものにしていきたいと考えています。新しい方向性ですので,賛否両論あるかと思いますが,僕としてはユング心理学的にいえば個性化の過程のひとつの結実でもあり,自分らしい形が成長していく過程を楽しみにしています。これまでお読みいただいた方に,そして今後も関心を持って当サイトを訪れていこうと考えている方に,心より感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
▼こころオフィス・盛田▼

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