毎度のことになってしまっていますが,投稿が遅れてごめんなさい。サイトのリニューアルを含めて何かと忙しくしていまして,今月の後半は風邪をひいてしまい,なかなかブログまで手が回りませんでした。寒さでぶり返してしまいまだ治ってないのですが,もう月末なので頑張って書き始めました。急に気温が下がってきてるので,みなさんも体調など気をつけてくださいね。今回は,「運命転換心理学研究所」のリニューアルに伴い,サイト開設からの19年を振り返りたいと思います。
運命学(占い)と心理学の融合という着想を得たのは平成7年で,その頃はまだ漠然としていましたが,占い師としての活動を始めて数年で,一般的な占いによる運命鑑定というだけでなく,運命転換をするという方向性に向かっていたと言えます。その着想は,啓示と言ってよく,まさに「降りてきた」と表現できるような経験でした。運命に導かれるように,河合隼雄先生の著書を通してユング心理学と出会い,自分の中で表現できる形になって,平成9年10月の当初は「運命心理学研究所」という名称でサイトを開設しました。ユング心理学を中心に,臨床心理学を学ぶにつれて,体系的に学び実践の経験を積む必要を感じるようになり,3年後の平成12年10月に放送大学に編入学しました。その後,文教大学大学院に進み,修了して臨床心理学を修めたのが平成17年ですから,着想からちょうど10年が経っていたことになりますね。十年一昔と言いますが,何かが血肉になるぐらい自分のものになっていくには,やはり10年ぐらいが必要だと感じます。その後,臨床心理士としての活動が中心になりますが,実践としてカウンセリング/心理療法を自分なりのスタイルでブレることなくできるようになるまでも,10年という年月が必要だったように思います。
臨床心理士にほぼ専念していたところから,ほぼ眠っていた占い師としての自分が動き始めたのも,運命的なものを感じます。ユング心理学を取り入れた占い技法である「心理数霊術」のサイトを以前から知っていた方から,講義の依頼があったのが平成27年でした。占いを心理的援助に活かすことに関心がある人たちの勉強会で,2回にわたって基礎をお伝えしましたが,その後も占い師としての依頼が舞い込むようになり,僕の中の占い師が呼び出されたような感覚で,急速に「運命転換心理学研究所」のリニューアルに向かっていったと感じています。それまでは,同一名称の心理学があるために改称した「運氣心理学研究所」はほとんど休眠状態でしたので,僕の中で周縁に追いやってしまっていた占い師の側面が,それまで蓄積していたエネルギーを解き放ち始めたような感じです。そのような僕の「個性化の過程」における無意識の動きに気づきを向けて,僕自身が運命転換を始めた器になったのは,プロセスワークのトレーニングプログラムの枠組みとそこで受けられた様々な形のサポートでした。プライベートでも,平成27年には大きな転換期が始まっていて,その大きな波は僕の人生を通してみても,人生の後半のスタートラインになるという方向で動いています。
ブログでのお知らせが遅くなりましたが,開設から19周年に当たる10月10日に「運命転換心理学研究所」として全面リニューアルをして,運命学(占い)と心理学の融合というプロジェクトは20年目に入りました。現状としては,「こころ道場/こころオフィス・盛田」で書き連ねたもののエッセンスを含めてその理念をまとめ,各種のご予約/お申込/お問い合わせを安全な暗号化通信のシステムに順次移行・統合していく形を整えたというところですが,20周年に向けて,「運命転換心理学」の理念のもとに各姉妹サイトを結びつきを豊かにして,より充実した形を築いていきたいと思います。僕自身も,運命転換の最中にいますし,20周年に向けて取り組んでいきながら,その経験を通して培ったものを,今後の活動の中心になる運命転換のサポートに活かしていきたいと決意を新たにしています。仕事としての臨床実践の形も,大きく転換していくと思いますが,これまでの20年余に及ぶ対人援助の実践経験を大切に,新しい花を咲かせ結実していくように進めていきたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。
なお,
「運命転換心理学研究所」はこちらからアクセスできますので,ご参照いただければ幸いです。