2018年の初めてのブログ投稿となります。今年もよろしくお願いいたします。関東では4年ぶりの大雪ということで,大変だった方も多いかと思います。そういったストレスなどは,早めに発散できるように,何らかの形で表現してみるといいですね。今回は,年の始めということで,2017年を振り返りながら,2018年の抱負というか,どうつなげていくかといったことを書こうと思います。
2017年は開業オフィスの移転から始まりました。1月は諸手続で書類のやりとりがあり,2月から開室という形でしたが,個人的な引越も1月下旬にあったので,かなりバタバタと過ごしていました。そして,シャーマニック・コラージュの会場も都内に変更となり,4月からは新しいワークショップも加わって,月替わりで「音」を取り入れたものが増えていきました。プライベートでは,前回書いたように離婚もあり,自分のパートナーシップのあり方について振り返ったり考えたりすることが多く,パートナーシップに関するサポートなどもより深く考えるきっかけになりました。新しく始まった,スクールカウンセラーの仕事では,慣れないこともあって何かとエネルギーを消耗する感じがあったので,正直なところ,オフィスの方に使えるエネルギーは少なかったなあと振り返っています。まあ,必要なことはやっていましたが,告知不足も否めず,ワークショップの方は最少催行人数に至らないことも結構ありました。それでも,関心をもって参加してくださった方からはご好評をいただけて,内容としては手応えを感じられたので,もう少し積極的にお知らせしていってもいいのかなと思っています。体調を大きく崩すことはあまりなかったのですが,エネルギー不足で仕事に支障のない範囲で休養を優先することが多かったですね。久しぶりの一人暮らしや新しい仕事のペースに慣れてきた感覚がもてるようになったのは,もう12月近かった気がします。その意味では,自分のペースをつかむ1年だったようにも思います。
心理的には,自分のトラウマと向き合うことになる出来事も何度かあって,あまり調子が上がらなかった感じですが,それを通して成長できた側面もあるので,今後に活かしていければと思います。自分の内面と向き合って自己理解を深めていくことは,心理臨床家としては必須だと考えていますが,それにしても自分の中にある大きな壁に突き当たるような経験で,向き合っていくのは大変でした。臨床心理学やカウンセリングを学んでいるなら,そういう自分のトラウマなどは解消しているはずだと思う方もいるようですが,自覚されていない幼少期のものなどは,出てくるタイミングがありますし,普通に生きていくのなら,向き合わずに済むものもあります。通常,乗り越えられるタイミングでトラウマは浮上してくるので,トラウマや自分の内的なテーマと向き合う姿勢を続けていると,成長につれて深いレベルのトラウマがそのタイミングを迎えて浮上するような感じです。深層心理学を志すということは,「内界の旅人」になるようなものかもしれませんね。僕にとっては,ここ数年は「中年期の危機」に当たると感じているので,「運命転換」も掲げるようになりましたが,僕自身が大きな転換期にあり,トラウマも癒したり乗り越えたりしながら,人生の後半という新たなステップを生きるための踊り場にいるような感じです。停滞感や大変さも結構あるのですが,ここからどうなっていくのかと,楽しみでもあります。
2018年は,新年度も月替わりワークショップ2年目として,少し変更があるかもしれませんが,継続していきたいと思います。それ以外に4月8日が押さえられたので,新年度の始めということで何か企画するかもしれませんが,まだ白紙なので僕の中で何が産まれるのかを注目していきたいと思います。また,学会では,個人開業に関する自主シンポジウムで話題提供者となることが決まったので,サイト群の改変も含め,オフィスの方にもっとエネルギーを傾けていきたいと思います。学会発表はここ何年もお休みしていたので,学会活動としては久しぶりに動き始める感じがあります。学会の後には,公認心理師の国家試験の日程が控える形になるようなので,それに向けて勉強もしなくてはなりません。プライベートでは,パートナーシップを築いていけるような出会いも見つかるといいなと思いますし,相手あってのことですが,パートナーシップにおける関係性を通した学びや気づきをフィードバックするような企画もしていきたいと願っています。話が前後しましたが,4月末には,プロセスワークの創始者であるアーノルド・ミンデルが来日,2日間のセミナーが行われます。ミンデルも結構な高齢になっているので,日本でセミナーが受けられる貴重な機会になると思います。僕も最新の学びを得て,仕事にもプライベートにも活かして,充実させていきたいと思います。