Re: 『私設心理相談のあり方に関する基本見解』
対象モジュール | CPブログ |
件名 | 『私設心理相談のあり方に関する基本見解』 |
要旨 | 今回の内容は,「日本臨床心理士会雑誌」No.60 に掲載された内容と関連していますので、臨床心理士の方でないとわかりづらいかなと思いますが,資格制度の中では重要な動きだと思うので感想や意見を書きたいと思います。なお,前回のブログで書いた内容は,同誌p.12より... |
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投稿日時 2009-4-11 22:55 | 最終変更
kasega
居住地: 福岡県久留米市
投稿数: 2

拝読させていただきました。
まず、
>登録制にするなら登録者間のネットワーク作りもしていくとよいと思います。
これはたいへん重要なご指摘と思います。
しかもそれが、対象領域ごと、ましてや流派ごとにまとまるネットワークではなく(!)、「地縁的な」ネットワークとしての性質を重視すべきではないかと私は思います。
これはむしろ、人口が多い、都市部の、開業カウンセリングルームが乱立する地域でこそ重視されるべきでしょう。
駅の反対側の出口にある別流派の開業臨床心理士と名刺交換も電話連絡もしたことがなく、ライバル意識だけを感じ、クライエントさんにすら相手の悪口をもらしているというのでいいのかどうか?
同地域の開業臨床心理士同士は、文字通りのgentlemen(wonen)同士の関係であるべきでしょう。
次に、特に締めくくりの部分、
>恐らく開業しようとする臨床心理士に対してそこまでの強制力は日本臨床心理士会としても取れないでしょうし,全ての案件について管理できるわけでもないでしょうから,ガイドラインを満たしている証としての登録制を整備して,日本臨床心理士会が認める開業という形を作るということなんだろうと推測しています。
私自身いつの間にか曖昧なまま、前回のエントリーでもコメント差し上げてしまった点を、明晰に読者に示していただけた、大事な箇所と思います。
すなわち、
「登録制」とは、
1.「開業していることを臨士会に登録する」
2.「ガイドラインを満たしていると登録証が発行される」
というシステムのことであり、この「ガイドライン」を満たしていると臨士会が認証しなくても、臨床心理士としての資格認定と更新がなされている限り、臨床心理士の名を掲げて開業することそのもの可能、という形になるでしょうね。
このあたりのことそのものが、臨床心理士自身(!)、ましてや一般の皆様にはわかりにくくはあるかもしれませんが。
まず、
>登録制にするなら登録者間のネットワーク作りもしていくとよいと思います。
これはたいへん重要なご指摘と思います。
しかもそれが、対象領域ごと、ましてや流派ごとにまとまるネットワークではなく(!)、「地縁的な」ネットワークとしての性質を重視すべきではないかと私は思います。
これはむしろ、人口が多い、都市部の、開業カウンセリングルームが乱立する地域でこそ重視されるべきでしょう。
駅の反対側の出口にある別流派の開業臨床心理士と名刺交換も電話連絡もしたことがなく、ライバル意識だけを感じ、クライエントさんにすら相手の悪口をもらしているというのでいいのかどうか?
同地域の開業臨床心理士同士は、文字通りのgentlemen(wonen)同士の関係であるべきでしょう。
次に、特に締めくくりの部分、
>恐らく開業しようとする臨床心理士に対してそこまでの強制力は日本臨床心理士会としても取れないでしょうし,全ての案件について管理できるわけでもないでしょうから,ガイドラインを満たしている証としての登録制を整備して,日本臨床心理士会が認める開業という形を作るということなんだろうと推測しています。
私自身いつの間にか曖昧なまま、前回のエントリーでもコメント差し上げてしまった点を、明晰に読者に示していただけた、大事な箇所と思います。
すなわち、
「登録制」とは、
1.「開業していることを臨士会に登録する」
2.「ガイドラインを満たしていると登録証が発行される」
というシステムのことであり、この「ガイドライン」を満たしていると臨士会が認証しなくても、臨床心理士としての資格認定と更新がなされている限り、臨床心理士の名を掲げて開業することそのもの可能、という形になるでしょうね。
このあたりのことそのものが、臨床心理士自身(!)、ましてや一般の皆様にはわかりにくくはあるかもしれませんが。
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Re: 『私設心理相談のあり方に関する基本見解』 (kasega, 2009-4-11 22:55)