2/25の『私設心理臨床のあり方に関する基本見解』をうけての感想
対象モジュール | CPブログ |
件名 | 開業心理臨床(私設心理相談)について |
要旨 | トップページにもPRがありますが,「認定クリエイティヴ・セラピスト養成土曜講座」の体験版という形で,無料体験・公開講座「クリエイティヴ・セラピー」を開催することになりました。体験したからといって養成講座の受講をしなければいけないというわけではないので... |
阿世賀浩一郎
「日本臨床心理士会雑誌」60号に、日本臨床心理士会の『私設心理臨床のあり方に関する基本見解』が掲載されました(p.61)。それを熟読した上でこのコメントを書いている、現役私設心理臨床従事者です。
確かに、最近の臨床心理士会や資格認定協会の研修会等において、臨士会や認定協会の責任ある立場にある先生が「開業を目指せ。開業を認定した人には、カウンセリングルームの目立つ場所に表示できる特別の認定書を発行する方向で、検討を進めているから」という趣旨の発言を繰り返してなさっています。少し先走りすぎの発言ではないかと危惧してもいますが。
しかし、私は何かそれを、働き口がなかなかない臨床心理士に「自助努力」を奨めるための発言であると、いい意味でも悪い意味でも解釈しています。
安易に開業することは慎むべき、しかし、開業に踏み切る、実力ある臨床心理士が増えないと、臨床心理士という身分への社会的認知は進まないというディレンマがあると思いますが、いかがでしょうか。
確かに、最近の臨床心理士会や資格認定協会の研修会等において、臨士会や認定協会の責任ある立場にある先生が「開業を目指せ。開業を認定した人には、カウンセリングルームの目立つ場所に表示できる特別の認定書を発行する方向で、検討を進めているから」という趣旨の発言を繰り返してなさっています。少し先走りすぎの発言ではないかと危惧してもいますが。
しかし、私は何かそれを、働き口がなかなかない臨床心理士に「自助努力」を奨めるための発言であると、いい意味でも悪い意味でも解釈しています。
安易に開業することは慎むべき、しかし、開業に踏み切る、実力ある臨床心理士が増えないと、臨床心理士という身分への社会的認知は進まないというディレンマがあると思いますが、いかがでしょうか。
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2/25の『私設心理臨床のあり方に関する基本見解』をうけての感想 (阿世賀浩一郎, 2009-4-7 16:15)
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Re: 2/25の『私設心理臨床のあり方に関する基本見解』をうけての感想 (CPmorita, 2009-4-7 23:55)
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Re: 開業心理臨床(私設心理相談)について (kasega, 2009-4-8 3:47)
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Re: 開業心理臨床(私設心理相談)について (CPmorita, 2009-4-16 2:34)
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