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CPブログ - 身体接触のタブー

身体接触のタブー

カテゴリ : 
臨床心理士(CP)ブログ » 心理臨床の現場から
執筆 : 
Blogger's Avatar  2007-10-29 20:06
 動作法などのボディ・ワークと呼ばれる技法を除けば,カウンセリング/心理療法における身体接触がタブーとされているのはほとんど常識のように思っていたけど,実はそうでもなかったりする。握手文化って日本にはもともとないはずなんだけど,たまに握手して「頑張りましょう」みたいな人もいて,これは欧米生まれのカウンセリング/心理療法の影響なんだろうか,などとも思うが,でも欧米の方が身体接触には厳しいはずなのにね。
 なぜ身体接触がいけないのかという点については,
アメリカなんかで性的な問題で訴訟がよく起こされることに起因するらしい。握手文化のアメリカでも,ボディ・ワーカー以外のセラピストは握手さえしないと聞いた。そういう防衛的な意味での対処という要因があるんだろうけど,そもそもパーソナルスペースと関係性という点が重要なんだろうと思う。なのに,どうも訴訟云々という認識だと,日本はそこまでじゃないから大丈夫みたいな感じになるのかもしれない。
 身体接触というのは最もパーソナルスペースに入り込むので,心理的な距離感も取りづらくなる。クライエント−セラピスト関係というのは,ある程度の心理的距離感が必要で,「遠くて近い」と言われたりする。他人という社会的・物理的な距離感の中で,心理的にはかなり接近した関係をとる形になる。ある意味で,セラピストがクライエントさんの力になろうとすると,逆転移的に心はどこまでも寄り添おうとする。でも,それは転移解釈としてセラピストに意識されていなければならないわけで,それが行動化された時に,身体接触というのは起こりやすい。セラピストが逆転移に気づかずActing-Outしちゃってどうすんのって話。
 さらに,ある程度の距離を取るおじぎ文化の日本では,身体接触はことさら意味を持つ。ある場合は侵襲性であり,ある場合は依存性を引き出すものとして作用する。侵襲的であるから必要以上の依存性を引き出すともいえる。一時的に初期のラポールは取りやすくなるが,形成される関係性はいびつなものになる。セッション後に,同性だけど毎回ベタベタ握手して,完全にクライエントさんを依存させてしまってる人も見たことあるけど,そうさせている本人は気づいていなかったりする。対人関係の根底にある信頼感に不安をもつ人は,もしかすると容易に退行して母子関係の再現に近い身体接触にセラピスト自らが依存しているのかもしれない。
 ・・・というように,身体接触ひとつにしても,その意味をよく考えていないといけないし,自分がそうしたくなる無意識的な背景に気づいていないといけない。それが無自覚に行われる先には,巻き込み合ってあげくには性的関係にも発展する。クライエントさんに行動化をあれこれ言う前に,セラピスト自身の行動化の端緒をいかに気づいていくかが肝心なんだろうと思う。

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コメント一覧

(未承認)   投稿日時 2013-12-10 12:29
(未承認)
CPmorita  投稿日時 2007-11-12 16:10
 お返事が遅くなりました。
 原則はあくまでも原則なので,場合によっては例外もあるのはどの世界でも同じかなと思います。でも,前に臨床心理学を教えていた経験などでは,最初から例外もありなんて言うと,原則を踏まえないで興味本位で例外に踏み込みそうな危険を感じたりもしていたので,とりあえず公には原則を守るということを伝えていくしかないかなというのはあります。あと,男性セラピストが女性のクライエントさんとお会いする時には特に気をつけてないといけないですね。
 華道の世界とかで「守・破・離」というのがありますが,まず原理原則を守るところから始まるのは「道」とつくもので共通してますし,臨床も「道」とはつかないけど,僕は「道」だと思っているので,それを大事にしたいなと思ってます。
riku-mama  投稿日時 2007-11-1 15:43
こんにちは。
面接において、身体接触は私もタブーだと思います。でも、私が学部時代に、某私立大学の有名なユング派の先生は、クライアントさんを自分の胸元で泣かせると聞いたことがあります。クライアントさんをそこまで動かして、たくさん出させて、面接室を出るときにはちゃんと現実に戻してあげられるなら、それはそれですごい、ですよね。もちろん、いたずらに真似できることではないので、盛田さんのおっしゃるような「無自覚な巻き込み合い」はセラピストとして、してはならないと私も思います。
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