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CPブログ - 「何もしないこと」について

「何もしないこと」について

カテゴリ : 
臨床心理士(CP)ブログ » 心理臨床の現場から
執筆 : 
Blogger's Avatar  2008-4-14 19:17
 昨日は,河合隼雄先生の追悼シンポジウム「河合隼雄と箱庭とユング」というのに行ってきた。年度初めだからなのか何かと重なっているのか,参加者はまばらだった。まあ,いわゆる一般の河合隼雄ファンは,深い内容を軽妙に語るあの河合先生が魅力なのだろうから,河合先生のいないところに関心は薄いのかもしれないとも思う。つくづく惜しい人を亡くした・・・
 そのシンポジウムの中で,「何もしないこと」に全力をあげるという基本姿勢と,やむを得ず「いろいろする」という二律背反の部分があるというようなお話があった。河合先生もすべてのケースで何もしないわけではなく,必要があれば心理面接の枠を越えて動くこともあったというエピソードが語られていた。あと,「何もしないこと」の背景には,ものすごくいろいろと考えているという話も出ていて,そこから感じたことを書こうと思う。
 河合先生の本から臨床心理学に入った人は,結構この「何もしないこと」がいいんだと思って,最初の頃は真似しようとする。僕もご多分に漏れず,真似から入った。でも,それは「何もしないこと」ではなく「何もできないこと」に等しい。もちろん,あまりにも自分の経験を越える圧倒的なケースに直面した場合などは,「聴くことしかできない」状態も存在する。でも,
最初から「何もしないこと」を真似しても,それはあらゆる可能性を考えに考えていて,やろうと思えばいつでも「いろいろする」ことができるけど,あえてそれを無意識の働きの中で動かして「何もしないこと」に徹するのと,そもそも大して考える知識も乏しくて使いこなせる技法も中途半端なくせに,「何もしないこと」って言ってるのとは雲泥の差がある。
 そう思ってから,僕はアセスメント技法や医学的診断基準を踏まえた見立てが明確にできることを目指し,カウンセリング/心理療法の実践の中でも,統合的立場でいろいろできることを増やしてクライエントさんに合った技法を提供できるように努力してきた。あらゆることに通じ,あらゆることができるぐらいの知識や実力を備えたら,その時にまたあえて「何もしないこと」を真似してみたいと思っている。
 そう考えると,箱庭やコラージュなどを「解釈しない」ことを基本とするという立場もどうなのか。これが一般的な見解になった経緯はよくは知らないので,一概に批判はできないけれど,河合先生が「解釈しない」と言っているからそうするんだというような教条的なものがもとにあるとしたら,「解釈できない」レベルなのに「解釈しない」という表面的な態度になりかねない。少なくとも,初学者などが「解釈しない」という部分だけを最初に学んでしまう弊害はそこにある。専門家として,訊かれれば答えられるだけの分析能力を身につけてこそ,クライエントさんの心理的影響を考えて,あるいは無意識の働きの次元にとどめて,あえて「解釈しない」ことに重みが出る。教えるならそこまで噛み砕いて教えないと,教えられた方は表面だけ真似することになってしまうと思う。自分が学んできたプロセスを振り返って,そんなことを考えているので,自分が教えるという立場になるから充分注意していきたいと思う。

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コメント一覧

CPmorita  投稿日時 2008-4-15 21:47
 ご助言ありがとうございます。わざわざこのようなコメントをくださるのは,先輩として私のような後輩を思ってのことだと思います。感謝しています。
 「認定クリエイティヴ・セラピスト養成土曜講座」(以下,クリエイティヴ・セラピストを「CT」とする)について,教える立場になるのは早いのではないかというご懸念だと思います。
 この養成講座については,「NPO法人日本CT協会」の認定講座として講師を担当します。これは,僕が7年間学んできたクリエイティヴ・セラピーがCTの養成講座を担当するに充分な知識や能力を備えていると認められている証として,「CT」の上位資格である「正CT」を取得しておりますので,その範囲で教える立場になることは問題はないと考えております。
 もし,臨床心理士となってからの臨床経験が2年ほどの僕が,例えば豊かな臨床経験を必要とするであろう精神疾患への技法について教えるのは身の程知らずということになると思います。ですが,臨床心理学講座についても,僕が臨床心理学を8年間基礎から学んできて身につけてきたことについて,CTとしての基礎知識や基礎能力として必要な部分を初学の方に教える分には,問題ないと考えています。また,付け加えれば,CT協会の理事長は経験豊かな臨床心理士であり,その協会の認定を受けて講師を担当するのは筋が通っていると考えます。
 なお,もしかしたらこのブログの記事だけを見て懸念なさっているのかもしれず,それならばご心配になるのも無理もないことだと思います。その点では,文章として僕の配慮が足りなかったかもしれません。決して身の程もわきまえず,充分に咀嚼し身につけていないことを教えようとしているわけではなく,自分がきちんと考え咀嚼してきて身につけたことを,伝えていきたいと思っている次第です。ご理解をいただければ幸いです。
ゲスト   投稿日時 2008-4-15 20:08
もう教えるという立場になるのですか?自分の臨床について、ある程度出来上がってからしていただく方が、いいように思うのですが?私は年配の臨床心理士です。
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