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CPブログ - 障害者施設の事件に関して

障害者施設の事件に関して

カテゴリ : 
臨床心理士(CP)ブログ » 心理臨床の現場から
執筆 : 
Blogger's Avatar  2016-7-27 19:54
 今月も更新が遅れ,お待たせしてごめんなさい。7月中旬ぐらいになって,ようやく動けるようになってきました。まだ完全復調とはいきませんが,これから暑い時期になってくるので,無理なく進めていきたいと思います。暑さも,本人が感じている以上にストレスになっていることがあるので,みなさんも心身の変化に注意してくださいね。今回は,相模原市の障害者施設で起きた凄惨な事件が大きく報道されていることもあり,障害者への偏見への懸念も含めて,思うところを書きたいと思います。
 僕は,大学院の修士論文で身体障害者の心理的回復について論文を書いて,雑誌への論文掲載にもなりましたし,長年携わっている教育相談の現場では,発達障害や知的障害と呼ばれる子どもたちの関わりも多くあります。精神障害も,病院勤務の時や自分のオフィスなどで接することがあります。今回の事件は,被害者のほとんどが「重複障害者」と報道されていますし,犯人の言動からも「重複障害者」を狙っていたことが推測されています。「重複障害」というのは,一般的には,身体障害・知的障害・精神障害が重複していることを指しますが,特に子どもに対しては発達障害も含まれる場合があります。いずれにしても,障害が重複することで,生活上の不自由や不便・支障などが大きくなり,福祉的な支援が必要になります。子ども時代には,特別支援学校で過ごすことがほとんどで,高等部までは学校での教育的な支援が受けられます。その後は,自宅で生活することが可能であれば,保護者が部分的に福祉サービスを利用しながら過ごしたり,それが困難な場合は障害者施設に入る場合が多くなります。保護者の方が一様に心配するのは,保護者が高齢になり亡くなった後まで,障害をもった子どもがどう生きていけるように考えていくかということで,様々な悩みを継続的に抱えておられる方が多いと思います。

 障害者施設に入所するという場合は,いわゆる「身辺自立」に困難があることが多いので,食事・排泄・入浴など生活上の介助が必要ですし,自分の気持ちや意志を伝えることが難しい場合もあるので,感情的なトラブルに対応することも多く,施設職員の心身の負担はかなり大きくなります。多くの施設職員は困っている人を手助けしたいという想いをもって仕事に就いていると思いますが,心身の負担に比して充分な報酬とは言えませんし,負担が蓄積することでバーンアウトして続かなくなってしまうことも多いようです。そんな中でも,仕事に誇りややりがいを感じて働いている人も知り合いに何人もいますし,そのような職員の支えがあってこそ,障害者施設は成り立っていると言えます。僕は,障害者施設で働いたことはありませんが,知人から話を聴いたりすることを通して,その仕事を尊敬していますし,僕が関わった子どもたちが将来お世話になるかもしれないこともあり,感謝しています。身体障害を乗り越えた方は高い人格的成長を示すことも多く,知的障害には心の美しさを大人になっても保っている感覚を覚え,精神障害には純粋すぎる繊細さを感じさせられます。この事件で,障害者や施設職員に対する偏見が高まらないことを心から願っています。

 反面,「障害」と呼ばれる特徴は,日常を概ね健康に生きている多数派にとって,潜在的な不安や心の影の部分を刺激されるという側面もあります。プロセスワークで「ランク」と呼ばれる概念がありますが,社会的には低いランクを付与されてしまう障害者に接することは,関係性においていわゆる健常者は必然的に高いランクをもつことになります。そのランクに無自覚なままだと,障害者に対して権威的になることで自分の虚栄心を満たすような言動をとることになりがちです。もちろん,そうなるのは一部の人格的な未熟さをもつ人だけです。今回の事件で,犯人が陥ったのは,施設職員が受ける心身の負担を受け容れるだけの「心の器」が育っていない,人格的な未熟さに由来しているように感じられます。「心の器」が育っていないと,ストレスになる出来事を受け容れられないので,心理的に周囲に投げ出すことになります。これは,他罰傾向の強さにつながるので,自分が上手くいかないのを「相手が悪い」「周囲が悪い」という歪んだ論理で解消しようとします。例えば,「障害者がいるから自分は上手くいかない」といった妄想的な形に発展しやすくなり,そこに権威的な自己イメージが歪んだ形で重なると,「障害者を救う英雄」のような妄想的な自己イメージをもってしまうという可能性が考えられます。もちろん,情報は限られているので推測の域を出ず,これが犯人を分析したものでないことは断っておきますが,凄惨な事件のショックを和らげるようなヒントになればと思って書いてみました。

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