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CPブログ - 心理臨床家の自己効力感

心理臨床家の自己効力感

カテゴリ : 
臨床心理士(CP)ブログ » 心理臨床の現場から
執筆 : 
Blogger's Avatar  2017-9-27 16:45
 しばらく体調を崩してしまい,更新が遅れてしまってごめんなさい。仕事は集中してやっていますが,休養優先にさせていただきました。2学期のスクールカウンセラーの仕事が始まったり,非常勤先で仕事が立て込んだりして,ちょっと負荷が大きくなっている感じです。季節の変わり目でもあるので,みなさんもご自愛くださいね。今回は,心理臨床家の自己効力感について,書きたいと思います。
 心理臨床家の自己効力感と言うと,一般的にはクライエントの役に立っている自分を感じられるという側面が大きいと思います。僕も,クライエントさんが良い方向に向かっていれば,もちろん嬉しく思いますし,頑張ろうという気持ちも出てきてエネルギーになります。それはそれでいいのですが,カウンセラー/セラピストの自己効力感を満たすために,無意識にクライエントを利用しているといったことが,周囲を見ていると意外とよく起こってしまうように感じます。「クライエントのため」なのか「自分のため」なのか,心理臨床家は,自分自身を深く理解してよく見極めないと,落とし穴にはまりがちです。「クライエントのため」というのは,使命感のような耳障りのいい表現ですが,この背景に自己愛的なコンプレックスがからんでいる可能性があることは,自らを省みて注意しておく方がいいでしょう。「クライエントのため」に尽くしている自分に酔っている,という感じです。何度か取り上げている,メサイア・コンプレックスも似たところがあり,自分が救済者になったように感じるために無意識にクライエントを利用し,やはり自分に酔っているわけです。いずれも,自己愛的な全能感を求めるために自己陶酔してしまう危険性があります。

 比較的健康度の高いクライエントであれば,それでもポイントを押さえてカウンセリング/心理療法を行っていれば,相応の改善は可能ですし,カウンセラー/セラピストに巻き込まれずにいられます。しかし,依存性が高いクライエントの場合は,その自己愛的な全能感を頼りになると錯覚して依存してしまうために,自立的な主体の育みが阻害されてしまいます。カウンセラー/セラピストの側も,依存されることで自己愛的な全能感が満たされるために,無意識にクライエントを依存させるように関わり,カウンセラー/セラピスト自身も頼ってくるクライエントに依存的になり離さないようにします。また,他人に合わせてしまういわゆる「良い子」タイプのクライエントも,カウンセラー/セラピストに合わせて良いクライエントを演じてしまい,表面的には上手くいっているようにみえることがあります。表面的にでも上手くいっていることが,カウンセラー/セラピストの自己愛を満たすので,支配従属のような関係性になりがちで,カウンセラー/セラピストの助言や支持をよく守る良いクライエントといった構造ができていきます。どちらも,本質的なクライエントの問題やテーマには触れられないまま,回数を重ねていくということになってしまいます。

 心理臨床家の側としては,まず自分の自己愛傾向と向き合うことが大切になります。自己愛自体は悪いものではなく,自己愛が健全に育まれずに歪みが大きくなっていることが問題です。「クライエントのため」という心がけは大切ですが,実は「自分のため」なのにすり替えていないかを,よく自己分析しておくことが重要です。もちろん,心理臨床家にも心の傷があり,ユング心理学でいうところのコンプレックスがありますから,大丈夫だと思っていても,思わぬところで自分のテーマが浮上していることがあります。クライエントとの出会いで,カウンセラー/セラピストが自分のテーマと向き合う必然性も大きいので,良い意味で「自分のため」に,カウンセラー/セラピスト自身のテーマに取り組んでいき,そこで得た気づきが「クライエントのため」につながっていくようにすることをお勧めします。クライエントが改善するのは,あくまでもクライエント自身に内在する自己治癒力であって,それを発揮できるようにサポートする役割が心理臨床家です。心理臨床家が「治している」「癒している」という感覚は,自己愛的な全能感とつながりがちなので,心理臨床家の自己効力感は,クライエントとの出会いを通して自分自身の気づきを深め,カウンセラー/セラピストとして成長することで高めていく心がけが大切だと感じています。

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